先進的なITを積極的に取り入れ、銀行としてのシステム変革を続けてきたSBI新生銀行グループ。2019年からはAmazon Web Services(AWS)への社内システム移行を推進し、その過程でグループ共通のAPI基盤「API-Hub」を構築した。この基盤は、インターネットバンキングやスマートフォンアプリなどで高頻度に利用され、1時間あたり約165万件ものAPIコールが処理されている。
同基盤はRed Hat OpenShift Serviceを用いて構築されているが、構成するコンテナやPodの監視と可視化による異常検知や、APIで疎結合されたシステムの障害ポイントを迅速に調査する仕組みが課題となっていた。これらを一挙に解決すべく導入したのが、オブザーバビリティソリューションのNew Relicだ。
導入後はコンテナの監視とダッシュボードによる状態の可視化により、システム障害発生時の調査時間が約30分から数秒程度まで大幅に短縮されたという。本資料では同社事例を詳しく解説し、このソリューションの特長を紹介する。金融企業の運用効率向上のためのヒントとして、ぜひ参考にしていただきたい。