SBI新生銀行グループは、2019年からAmazon Web Services(AWS)の積極的な活用に乗り出し、AWSへの社内システム移行を推し進めてきた。その中で、グループ内外のサービスを組み合わせた新サービス開発などを目的として、グループ共通のAPI基盤「API-Hub」もAWS上に構築した。
同基盤は、インターネットバンキングサービスのフロントエンドシステムとバックエンドの基幹システムとを疎結合にするためのAPI基盤だ。「Red Hat OpenShift Service」を使用して構築されているが、「構成するコンテナやPodの状態を監視・可視化して異常を検知するためのシステムがない」「APIによって疎結合にされたシステムの障害ポイントを迅速に調査する仕組みがない」ことが課題となっていた。これらの課題を一挙に解決すべく導入したのが、オブザーバビリティ製品だ。
採用を決めた大きな理由の1つは「サポート品質の高さ」にあったという。また、競合製品に比べて障害監視の実装がしやすい点も高い評価につながった。本資料では、導入後の効果や同製品の機能的な優位性について、同社の事例を基に詳しく解説する。