絶えず変化する顧客ニーズや市場環境に対応すべく、組織が自社システムに機能の追加や改修を繰り返してきた結果、IT環境はかつてないほど複雑化した。こうした状況において、IT運用管理のプロセスを可能な限り「自動化」することは、重要な戦略の1つとなっている。それによって人的リソースを、より価値のあるタスクに振り向けることができるようになるためだ。
一方で、ビジネスの迅速性をさらに高めたいと考えている組織にとって、この「自動化」の対象となるプロセスの数を増やすことは、競合との差別化要因となり得るだろう。こうした目的を実現するための手法として注目されているのが、特定のイベントをトリガーとして、そのイベントに対して一貫性のある応答を提供する「イベント駆動型の自動化」だ。
本資料では、自動化を次のステップに進めるための手法であるイベント駆動型の自動化について、その概念やメリットを解説する。併せて、この手法を採り入れた製品のアーキテクチャや特長を解説するとともに、既存の自動化基盤に実装する方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。