ITシステムの運用業務と開発業務は、双方の担当者が連携する必要がある一方で、責任範囲や担当領域の違いに応じて、システムの操作や本番環境へのアクセスの権限を、明確に分離させることも重要となる。とはいえ、それによってそれぞれの業務に制約が課され、待ち時間や非効率が生じてしまうことも少なくない。
また、運用と開発では、維持管理業務の効率化の度合いに開きがあることが多い。近年の運用業務では、ITILに代表されるベストプラクティスに準拠したツールを駆使し、そのプロセスを取り入れて品質や効率の向上を図っているケースが多いが、開発担当者が行っている維持管理作業も多く、その負担軽減がそれほど進んでいない。
そこで本資料では、特に開発・維持管理担当者の業務における非効率さを解消する方法として、アクセス権限でなく閲覧権限を与えるという、効果的なアプローチを提案している。さらに、IT統制を踏まえて本番環境の状況把握を実現する具体的な手段として、あるクラウドサービスを紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。