デジタル技術の活用が重要視される昨今、多くの企業がデータ活用に乗り出している。社内でのデータ分析や、クラウドサービスの導入など、デジタル化への投資は加速の一途をたどっている。
ところが、この熱心な取り組みを裏切るように、従業員主導のITサービス「シャドーIT」が企業に潜んでいるのが現状だ。「ジェネレーションN(デジタルネイティブ)」と呼ばれる、デジタル技術に長けた若手社員が、業務効率化を目的に勝手にクラウドアプリを導入しているケースも散見される。
彼らは業務に役立つはずのサービスを自発的に探し当て、使い始めるのだが、その結果として、企業にさまざまなリスクを突き付けることになる。ITに強い企業こそ気を付けたい、シャドーITの危険性と対処法を解説する。