ポケットカードに学ぶ経費精算システム導入、年間稼働を約950時間削減した秘訣

　伊藤忠グループにおけるリテール金融領域の担い手として、クレジットカード事業を全国展開するポケットカード。同社は近年、サステナビリティ活動の1つとして、カード明細書や新規申込書のペーパーレス化に注力し、社内業務についても紙と印鑑からの脱却を推進している。

　その取り組みの一環として、まずは経費精算のペーパーレス化に着手する。同社はこれまで、会計システムからプリント出力した帳票に領収書を貼付して回覧する承認フローを採用していたが、場所を問わずオンラインで経費の申請・承認ができる体制の構築を目指した。そこでスマートフォンで領収書を撮影して電子データ化できる、クラウド型の経費精算システムの導入を決定する。

　導入後は、移動中でもスマートフォンを利用した経費申請が可能になったことで出社の負荷が軽減され、従業員が各自の業務に専念できるようになった。その結果、年間で約950時間の稼働時間と5600枚の紙伝票の削減に成功したという。本資料では、製品の選定や運用のポイントも含め同社の取り組みを詳しく紹介する。経費精算システムの導入・刷新を検討している企業は、ぜひ参考にしてほしい。