SAP ERPのサポート期間は2027年まで延長されたが、とはいえ対応を決めるまでの時間に余裕がないことに変わりはない。となればSAP S/4HANAへのアップグレードを考えるのが自然な流れだが、従来のSAP ERPとは設計思想もアーキテクチャも大きく異なり、バージョンアップにはノウハウが必要となる。
ただし、SAP S/4HANAが大きなメリットをもたらすことも確かだ。独自開発のインメモリデータベースを全面採用することで、処理性能を桁違いに高めており、従来は困難だったオンライン系と分析系の処理を単一のデータベースでこなせるようになっている。これまでの数日~数週間前のデータをもとに経営判断を下すのではなく、本当の意味での「リアルタイム経営」を実現できるのだ。
本資料は、改めてSAP ERPとSAP S/4HANAの違いとともに、SAP S/4HANA移行のメリットを解説している。さらに3種類の移行方式、移行をスムーズにする方法などを幅広くまとめているので、自社に適した移行戦略が見えてくるはずだ。