障害に強く、常時稼働型のサービスを提供できるインフラを構築するには？

　組織のシステムやデータを狙うセキュリティ脅威が巧妙化している。特にデータ侵害は世界中で猛威を振るっており、1件当たりの被害額は平均で386万ドルにも上っている。データ侵害が検出されるまでの期間は平均で207日、検出から封じ込めまでのライフサイクルは280日となるなど、組織の財務やブランド価値に及ぼす悪影響は、ますます深刻化している。

　この状況に悪い意味で拍車を掛けているのが、組織のIT環境の複雑化だ。クラウドやリモートワークの浸透によるインフラの分散、オンプレミスとクラウドの混在、さらには慢性的なIT人材不足などが相まって、IT環境全域に対する監視、管理の目が行き届きづらくなっている。そのため、問題が発生すると、その対応に必要以上に時間を要してしまうのだ。

　本資料では、組織のIT環境で発生している問題を自動的に感知、対応、修復する、「自己修復型インフラストラクチャ」という概念について解説する。完全に機能する自己修復型インフラストラクチャの構築には、実用的なAIOpsの適用が不可欠だ。資料では、その具体的な実装方法や要件についても紹介している。