長年にわたり構築されてきたITインフラは、多数のOS/ソフトウェア/ハードウェアで構成されており、さまざまな運用管理ツールが混在するなど、複雑化を極めている。このような、新旧のテクノロジーが混在したり、相互運用性が欠如したりしている状況では、IT部門の業務負荷が大きく、高度化する顧客ニーズに迅速に応えるのは難しい。
そこで、こうしたITインフラのボトルネックを解消するための最善策といえるのが、単一のオペレーティングシステム(OS)を中心として構築される「標準運用環境(SOE)」を実現することだ。これによりITインフラの標準化と統合が進み、運用管理が効率化され、複雑化したITインフラ環境が直面している多くの課題を解決できる。
本資料では、単一のOSによるITインフラの「標準化」についての概念を解説するとともに、採用によってもたらされるメリットを紹介する。併せて、標準化に適していると推奨される商用Linuxディストリビューションを紹介した上で、その導入・運用において検討すべき9つのポイントを解説する。