内製力強化につなげた、オリックス生命保険のワークフローシステム刷新術

　順調な事業成長の一方、部署・業務単位での部分最適化の影響で保守切れのシステムが乱立している状態にあったオリックス生命保険。長年ワークフローのプラットフォームとして利用してきたグループウェア「Notes」の刷新を契機として、ビジネス環境の変化に長期的追随が可能な製品に移行することを決断する。

　現在はクラウドファーストに舵を切る同社だが、ワークフロー機能の移行先として選定したのはオンプレミスで運用する製品だった。専用環境によるセキュリティと国内での豊富な導入実績に加え、特に決定打となったのがアプリケーションサーバのCPU課金という料金形態だ。ユーザー数が全社で約2600人に及ぶ同社にとって、コストがユーザー数に比例しないのは大きなメリットだった。

　移行対象の機能数が多かったことから、全機能を4つに分類しプロジェクトを進めた同社。移行当初はネガティブなフィードバックも多かったが、先行していたプロジェクトで得たノウハウを基に、2022年3月全プロジェクトを完遂した。本資料では同社の事例より、同製品の詳細や導入効果などについて紹介する。