大手化学品メーカーの「日本触媒」では、基礎化学品の生産技術を武器にビジネスを拡大してきた。しかし、昨今の事業環境の変化を受け、大量生産によるスケールメリットを生かしたビジネスから、高品質・高付加価値・高利益を追求するビジネスへのシフトを推進している。
同社ではこれに伴い、経営の根本的な変革を目指してDXに取り組んでいるが、その前段として、グループを挙げた情報システムの刷新を行った。従来活用してきたSAP ERPのサポートが終了することから、SAP S/4HANAへの移行を決めるとともに、ERPのフロントソリューションについても網羅的に整備することを決断した。新たな基幹システム構築においては、変化への対応力を備えた拡張性の高いシステムを目指すことになったのだが、これを実現するための主要施策の1つが、ワークフロー承認機能の強化と利便性向上だった。
本資料では、目指していた通りのシステム構築を実現させた同社の取り組みを詳しく紹介する。基幹システム運用に課題のある企業や再構築を検討している企業は、ぜひ参考にしてほしい。