電子カルテをはじめ、多くの個人情報を扱う医療機関では、大切な情報をサイバー攻撃から守るために徹底したセキュリティ対策が求められている。そんな状況の中、スマートフォンを使って病院の内外から情報システムにアクセスできるネットワークを構築したのが董仙会 恵寿総合病院だ。
医療現場の働き方改革に向けて、早くからDX化を推進していた同院。電子カルテの導入にも率先して取り組み、董仙会が運営する診療所やクリニックなどにも導入を広げてきたという。2014年には、SSL VPNを利用した病院外からの電子カルテ閲覧機能の提供を開始する。しかし、リモートアクセスには高いセキュリティが求められる一方で、手軽に使えなければ利用が広がらないことから、セキュリティ環境の見直しに取り掛かった。
そこで同院は、SSL VPNの代替としてクラウド型のリモートアクセス製品に目を付け、セキュアなインターネット環境を実現するクラウドプロキシサービスと併用し、安全性と利便性を両立したリモートアクセス環境を実現する。本資料では、同院の取り組みを解説するとともに、それを支える製品についてさらに詳しく見ていく。