ビジネス環境の変化に伴い、多くの企業でセキュリティの確保が課題となっている。ユーザーの接続元は、オフィスだけではなく、自宅やカフェなどさまざまな場所に広がっており、IoT/OTデバイスを通じたセキュリティリスクも拡大している。従来のハブ&スポーク型ネットワークなどでは制御できない攻撃対象領域が拡大したことで、組織全体で脅威のラテラルムーブメントを許している状態だ。
こうした状況を受け、多くの企業がゼロトラストのセキュリティアプローチを採用し始めている。ゼロトラストは、必要なアプリのみにアクセスを許可することで、脅威に対する防御を強化する。さらにさまざまな場所のユーザーと、IoT/OTデバイスのアプリの接続を合理化し、ルーティングの複雑性を克服することで、生産性の向上につなげることが可能だ。
本資料では、ゼロトラストの原則を拠点に適用する4つの要件を解説するとともに、SASE(Secure Access Service Edge)に適用する際のユースケースなどを紹介する。セキュリティとネットワークのニーズが絶えず変化する時代において、その対応のために役立ててもらいたい。