数十年前に登場したVPNは当時、革新的な技術と評され、これによりリモートで仕事をする一部の従業員は、場所を問わずに企業ネットワークやアプリケーションにアクセスできるようになった。アプリケーションがクラウドに移行し、リモートワークが浸透した今も、VPNを利用している組織は多い。
しかし、こうした環境ではアプリケーションにアクセスするたびにログインが求められ、ユーザーの利便性が低下してしまう。また企業ネットワークがユーザーにまで拡張されることで、攻撃対象領域の拡大というリスクも招くことになる。こうした脆弱性を解消するためにVPNコンセントレータやロードバランサーなどを導入すると、コストと複雑性はさらに増大する。
本資料では、今こそリモートアクセス方法を変革しなければならない理由を3つ挙げる。併せて、ネットワークの境界が消失しつつある新しい世界では、ゼロトラストの概念に基づくクラウドベースのリモートアクセスが有用であると提起し、推奨されるソリューションも紹介している。