鉄の総合商社として鋼材の加工から販売、レンタルまで網羅する藤田金屬では、中期経営計画の基本戦略の1つに「業務の改革と品質の向上」を掲げ、IT・デジタル化の推進を行ってきた。その一環として着手したのが、帳票の電子化および、請求書・納品書のWeb配信だ。
実現に向けて導入したのが、日本固有の複雑な帳票にも対応し、PDFやExcelでの出力が可能なクラウド型帳票サービス、帳票の送受信から管理まで一括で行える電子取引ソリューション、他システムとの連携であらゆる帳票の仕分けから保管・検索まで可能な文書管理ソリューションの3点だ。これにより基幹系システムからデータが帳票サービスに受け渡され、あらかじめ設計されたフォーマットに沿ってPDF化され、配信・管理される仕組みが構築されている。
現在では9割以上の取引先に対してWeb配信が行われており、現場担当者の業務効率化が実現した。他にも、年間1700万円のコスト削減による早期の投資額回収、文書管理によるガバナンスの強化など多くのメリットを享受しているという。本資料では同社の事例を詳しく紹介する。