Wi-Fiを利用するフィールドの拡大に伴い、必要な帯域幅が爆発的に増大した。さらにWi-Fiが重要な役割を担う場面が増えたことで、混雑やノイズによる通信の遅延は許されなくなっている。Wi-Fi 7は、こうした問題の解消策として、さまざまな領域で期待が高まっており、実運用に耐えられる技術の確立が求められている。
そこで重要になるのが、Wi-Fiの普及や進化を促進する業界団体であるWi-Fi Allianceによる、世界的なデバイスのエコシステム全体でのWi-Fi 7の相互運用性を担保する取り組みだ。この中でも、テストベッド(実証実験用環境)による検証では、MLO(マルチリンクオペレーション)の実現を前提とした上で、過去のあらゆる世代のWi-Fiと完全な互換性があるということなどを確認していく。
本資料では、Wi-Fi Allianceが2024年1月のテストベッドで利用した商用アクセスポイント(AP)製品について解説するとともに、その提供元を紹介する。