Wi-Fi準拠の無線LANは、ほとんどの企業にとって欠かせない通信手段だ。エンドユーザーは自宅や外出先でも無線LANを使い慣れている。社内での通信に関するトラブルを目の当たりにした場合、無線LANの設計や運用に問題があるのではないかと鋭く察知する。「常に安定している」のが前提の無線LANによる通信をいかに安定させるかは企業のIT部門が常に考えておかなければならない問題だ。
「悪い無線LAN体験」をなるべく減らし「良い無線LAN体験」を増やす――。無線LANの運用を最善に近づけるための8つの方法を、アクセスポイントの設置の仕方や配置の設計、SSID(サービスセット識別子)の目的に応じたセキュリティ設定の適用といった観点から紹介する。