ITエンジニアを含め、技術系キャリアにおいては男性中心の状況が続いているが、近年は若手の人材補充や、多様性(ダイバーシティー)の向上といった観点から、女性活躍を期待する声が大きくなっている。コンピューティング分野を志望する女子生徒は増加傾向にはあるものの、全体に占める割合は依然として十分とは言えない。
調査ではSTEM(科学、技術、工学、数学)分野で好成績を取得した人数の割合が、男子生徒より女子生徒の方が多くなる状況も見られる。それにもかかわらず、なぜ女子生徒はSTEM分野を敬遠してしまうのか。IT分野で働く女性が増えるには、何を変えなければならないのか。女子生徒が直面している現実とは。