DX推進が加速し、業務を効率化するためにRPA(Robotic Process Automation)を採用する企業が増加している。しかし、紙の書類を完全に廃止することは難しいため、紙に書かれた文字を読み取るOCR(Optical Character Reader)と組み合わせた利用が一般的だ。RPAとOCRは別のサービスを選ぶことが多いが、各サービスの性質を理解した上で組み合わせる必要があるなど、課題もある。
こうした背景から登場したのが、RPAとOCRの機能を併せ持つ自動化基盤だ。同基盤は、文字の読み取りに使用するOCRエンジンを選択できる点が特徴で、パブリッククラウドで提供されている最新のOCRエンジンを使用することができる。また読み取り後に検証ルールを設定することで、検証エラーとなったデータは、人の目による確認フローへ回すことも可能だ。
これにより、単純作業はロボットに任せて、人間の力が必要な場面でのみ確認を行う運用フローとなり、プロセスの包括的な自動化が実現できる。本資料では、同基盤について運用図や構成例などを用いて詳しく紹介する。