“オープンサイエンス”を推進する国の方針に従い、研究論文や根拠データの即時公開に向けた取り組みを進めている九州大学。しかし、データ利活用の対象には、研究論文や根拠データだけでなく、論文で採用されていない研究過程で得られた有用なデータなども含まれる。それらの管理は、教員個人に委ねられていたため、データが増えるに伴い、管理業務の負担が大きくなっていったという。
そこで九州大学では、ストレージ基盤を整備し、貴重な研究データを一元管理できるオンプレミス型の研究データ管理用ストレージシステムを導入した。導入に際して、「大容量データの長期保存」「災害復旧やランサムウェアへの対策」「外部を含めた安全なデータ共有」の要件を求めた。
同システムは、「教員の作業負担や責任の軽減」「データロストのリスクの軽減」など、大学・教員の双方にメリットをもたらすだけでなく、国が求める「10年間の長期保存」にも対応している。本資料では、オープンサイエンスの施策の先駆けともいえる九州大学の事例を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。