かつてはERPを自社業務に合わせてカスタマイズすることが当たり前の時代があった。これは手軽な開発環境の登場によるところが大きかったが、現在、豊富な機能を備えたクラウド型のERPがベンダー各社からリリースされるに至り、その状況は一変しつつある。
クラウドERPは、特に会計、経費精算、人事給与、勤怠管理といった分野に関する機能が充実しており、もはやユーザー企業が独自機能を実装したり、大きくカスタマイズしたりする必要はないレベルになっている。そのため、そのメリットを最大化するには、ERPを自社に合わせるのではなく、クラウドERPに自社業務を合わせる形で導入するという発想の転換も求められる。
本コンテンツでは、クラウドERPに自社業務を合わせて導入する際の注意点を解説。フィットアンドギャップは帳票などの具体的なアウトプットに基づいて行うことや、導入と実装についてベンダーに丸投げしないことなど、4つのポイントを挙げている。クラウドERPの導入を検討している企業には、ぜひ参考にしてもらいたい。