会計システムの導入において、ベンダーに自社の要望を伝えるRFP(提案依頼書)の作成は非常に重要なプロセスだ。正確かつ明瞭なRFPであれば、ベンダーから最適な提案を受けられる一方、あいまいなRFPでは両者の認識にズレが生じ、導入の目的が達成できないだけでなく、さまざまなトラブルが発生してしまうためだ。
では、ベンダーから良い提案を受けるには、どのような点に気を付けRFPを作成するとよいのか。まず明確に示すべきなのが、システム導入の目的と背景だ。ベンダーにとって、なぜ現行のシステムを変えるのか、新システムで何を解決したいのかは非常に重要な情報であり、その内容によって「実現方法」が変わってくるのだ。
また、機能要件はプロジェクトのスケジュールと予算設定に直結するため、ただ列挙するだけでなく、大・中・小と重み付けをしてその意図を記載することが重要だ。さらに業務内容とひも付けてまとめることも大切なポイントといえる。本資料では、こうしたベンダー目線でのRFP作成のポイントを7つにまとめ、1つ1つ詳しく解説する。会計システムの導入・刷新を検討している企業は、ぜひ参考にしてほしい。