デジタルシフトに積極的に取り組み、早くからニュースのデジタル配信を解禁、現在は記事や写真のデータベース化、アーカイブのデジタル化などを進める「毎日新聞社」。新聞業界で先進的に会計パッケージソフトを導入するなど、社内のIT領域においてもさまざまなチャレンジを実践している。
その中で、中核となる会計領域の基幹システムを刷新すべく、2007年にSCSKのERPパッケージ「ProActive」シリーズのオンプレミス版を導入。周辺ではさまざまなシステムを独自に開発し、社内システムの全面的な刷新に踏み切った。その後は業務に合わせる形でアドオン開発を重ねながら運用してきたが、インボイス制度対応を機に会計システム自体のリプレースを決意。既存システムにかなり手を加えていたため、改修が大掛かりになると判明したためだ。
刷新の際、同社はFit to Standardのアプローチによる業務の標準化によって、同ERPシリーズのクラウド版を利用開始し、運用性を向上。連携していた周辺システムの改修もなくスピーディーな移行を実現し、現在はグループ4社で新システムを活用している。本資料では同社の取り組みや効果を見ていく。