複数の医療機関で医用画像を共有、徳島県の医療を支える阿波あいネットの実現策

　地域内の医療機関をネットワークで結び、患者の病名や検査結果、処置内容、レセプト情報などを共有できる体制を構築している徳島県。その中心的な役割を担うのが、一般社団法人である阿波あいネットだ。そして同法人では、情報共有の質をさらに高め、適切な診断に生かすため、共有する情報の範囲をレントゲンやCT、MRIなどの医用画像にまで広げることを検討していた。

　その基盤となるシステムは、医用画像のデータ容量を考慮して、クラウドを通じて構築されることとなった。しかし、クラウドを医療に利用する際は、国のガイドラインを順守する必要があり、そのガイドラインに準じたシステム開発を行えるベンダーはほとんどなかった。その中で要件を満たしたのが、豊富な実績を持ち、設計から開発、運用まで任せられる、あるベンダーだった。

　同ベンダーの協力により構築された仕組みにより、他の医療機関が保有するカルテ情報に加え、医用画像の共有も可能となり、診療のスピードアップや効率化、患者の負担軽減など、多くの成果が挙がっているという。本資料で、その全貌をぜひ確認してもらいたい。