人事給与業務のアウトソーシングサービスを提供するエイチアールワンでは、受託業務を遂行するために、SAP ERPなどの各種システムを国内ベンダーが提供するクラウドサービス上で運用していた。しかし、高度化・複雑化する顧客や市場のニーズに迅速に対応するため、「最新のトレンドや技術への適応スピード」「サービス継続性」に優れたクラウドサービスであるMicrosoft Azureへの移行を決断する。
移行パートナーの選定では、複数社の中で唯一「全てのシステムをAzureに移行できる」と提案した企業を選択。移行プロジェクトは、フェーズ1(検証・開発環境の移行)とフェーズ2(本番環境の移行)の2つの作業に分けて実行された。本番環境の移行では、2日間という極めて短いダウンタイムで移行を完了させ、サービスへの影響を最小限に抑えたという。
移行後は、開発・検証環境を必要な時だけ立ち上げるという運用が可能になるなど、インフラ環境全体のコスト最適化を実現。運用面でも業務の多くを自社で担えるようになったことで、対応速度とモチベーションの向上につながっているという。本資料では、同社の取り組みについて詳しく紹介する。