IT化が急激に進む医療機関で今課題となっているのが、PC操作の習得や、IT化に対応した業務への落とし込みなど、新たな管理業務の増大だ。医療現場では24時間体制での情報管理/確認が求められ、電子カルテへの入力や、医師/スタッフの勤怠管理など、ミスが許されないルーティン業務も多く、医師やスタッフに大きな負担がかかっている。
そこで注目されているのが、RPAの活用だ。実際に、ある病院では、電子カルテの診療予約にコメントを入力するロボを作成し、採血指示の有無などのコメント確認と、カルテへの入力を自動化。看護師が手作業から解放され、他の業務に集中できるようになったという。また、新型コロナウイルス感染症のワクチン予約日を入力するロボを活用し、電子カルテ入力時間を4分の1に短縮した事例もある。
その他、電子カルテへの入力漏れを確認するロボの活用で、月120時間の工数削減と、ヒューマンエラーの防止につなげた事例もあるなど、多くの効果が既に報告されている。本資料では、医療業界におけるRPAの活用方法や効果とともに、RPA導入を成功に導く3つのポイントを紹介しているので、参考にしてほしい。