SAP S/4HANAへの移行はどう進める？　移行前後の課題と成功に導く6ステップ

　世界中の多くの企業が利用するSAP ERP。2027年のサポート終了を前に、SAP S/4HANAへの移行を検討している企業も多いだろう。こうした企業が移行を進めるに当たって頭に入れておきたいのが、アップグレードによるリスクがゼロではないということだ。また、移行は第一歩にすぎないことも念頭にプロジェクトを進めていく必要がある。

　まず、移行におけるリスクから確認していくと、スケジュール遅延やコスト超過、システム障害、セキュリティ不備などが挙げられる。移行はSAPアプリケーションだけでなく、UIやAPIなどの関連技術にも影響するため、計画が不十分なまま進めてしまうとビジネス上の重大なリスクを招きかねない。また、移行後は頻繁に行われるアップデートに対応しなければならないため、そこで発生するテストを効率的かつ確実に行える体制を構築する必要もある。

　それでは、具体的にどのようなアプローチで進めていくとよいのか。本資料では、SAP S/4HANA移行を成功に導く6つのステップを解説する。レガシーSAPからの移行をスムーズに進めた「伊藤忠商事」の事例も詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。