調査結果から読み取る、「暗号化された攻撃」の現状と今後の予測

　昨今のデジタル環境において、暗号化は情報保護・漏えい防止の方法として重要な役割を担っている。一方で、サイバー犯罪者が攻撃を隠し、検出を回避する手段としても利用されている。

　セキュリティ機関の調査によると、2022年10月からの1年間で、あるクラウドにおいて暗号化トラフィックに埋め込まれた攻撃をブロックした数は298億件にも上り、前年比24.3％の増加となった。最大の標的となったのは製造業で、攻撃全体の31.6％を占めている。前年比増加率が特に高かった業界を見てみると、教育業界で276.4％増、政府機関で185％増という数字が出ている。また、脅威全体の85.9％が暗号化チャネルから配信されており、暗号化されたマルウェアが攻撃全体の78.1％を占めているという。

　本資料は、暗号化攻撃の現状をレポートしている。今後の予測や暗号化攻撃を防ぐための方法、そしてベストプラクティスとなるゼロトラストアーキテクチャのソリューションについても解説しているので、リスク軽減の方策として参考にしてほしい。