デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが加速したことで、オンプレミス環境で運用してきた業務システムを、クラウドへ移行する企業が増加している。これは中堅・中小企業を中心に高いシェアを誇る基幹業務システム「OBC奉行」シリーズも同様で、これをAmazon Web Services(AWS)へ移行したいというニーズが高まっている。
その実現方法には、クラウド環境を構築してパッケージ型のOBC奉行シリーズを移行させる方法と、SaaS形態で利用できるサービス型システムを採用する方法の2つがある。前者はさまざまな接続方法やクラウド環境を選択できる一方で、後者は接続方法がインターネットのみとなり、パッケージ型のOBC奉行シリーズのデータを直接移行できない点にも注意が必要だ。
本資料では、同シリーズをAWS上で利用する4つのメリットを解説するとともに、実際の構成図や導入事例も紹介する。ただし、一概に全てのシステムをクラウド移行することが最善とは言い切れないため、コストメリットや運用方針、事業継続性などを考慮し、どこまでクラウド化するかを決めることが重要だ。