主要商用LinuxディストリビューションであるRed Hat Enterprise Linux(RHEL)の最新版、RHEL 9が2022年5月に正式リリースされた。多くの組織でハイブリッドクラウド環境が利用され、組織が直面するIT課題はますます複雑になっている。この新バージョンは、異種混在が当たり前のハイブリッド環境全体の一元管理をシンプルに実現するという。
注目したい特長の1つはやはりニーズが高まるエッジ向け機能の強化だ。RHEL 9をエッジでデプロイすれば、ワークロードの回復力やセキュリティ機能を向上させるとともに、エッジ運用で特有の手間を解消しやすくなる。単一のインタフェースからのゼロタッチプロビジョニング、コンテナの更新・ロールバックの自動化などの機能が新たに追加された。
他にもカスタマイズしたOSイメージ作成を最適化、サポート対象のアーキテクチャにARMを追加するなど、従来にない特長がある。本資料では、これら9つのポイントをまとめて紹介する。現行のLinux環境と比較してほしい。