銀行をはじめとする金融サービス業界では、既存のメインフレームをいかにモダナイズするかについて、真剣な議論が交わされている。しかし、「全てのワークロードをクラウドに移行することがメインフレームモダナイゼーションである」という誤った考えが世間一般にまん延していることで、多くの問題が生じてしまっている。
ある調査では、クラウド投資を急いだ企業は期待した価値を生み出せていないだけでなく、最終的にこれらのサービスに最大70%もの過剰投資を行っている現状が明らかにされている。こうした事態を回避するためにも、堅牢(けんろう)かつセキュリティとレジリエンシーに優れたメインフレームを再評価し、他のプラットフォームとの最適な組み合わせを見つけることが、銀行業界のリーダーに求められている。
本資料では、「ハイブリッドアプローチを採用する」をはじめ、メインフレームのモダナイゼーションに役立つ4つの基本事項を紹介している。これらを参考に、将来の成長と変革につながるヒントをつかんでほしい。