企業はWAN(広域ネットワーク)の構築において長年、MPLS(Multi Protocol Label Switching)やIPsec VPNに依存してきた。しかし、特殊な機器を使うMPLSはコスト負担が大きく、パブリックインターネットを通過するIPsec VPNは信頼性を欠くなど、それぞれに大きな課題があった。
こうした課題の幾つかを克服したのが、SD-WAN(ソフトウェア定義WAN)だ。管理を簡略化し、高い信頼性とパフォーマンスを低価格なブロードバンド接続を介して提供する。このような利点が支持され、世界的な市場は2020年の19億ドルから2025年には84億ドルへと、急激に成長すると予測されている。
しかし、SD-WANにも「セキュリティの追加が必要」「エンドユーザーの遅延」「低品質なエンドツーエンドのサービス」といった課題がある。これらを解決するにはどのような手段があるのか。その1つとして注目される新たなWANアーキテクチャ、「WAN as a Service」について、本資料で詳しく解説する。