世界中の組織でリモートワーカーが飛躍的に増加した結果、大人数の同時アクセスを前提としていないリモートアクセス手段であるVPNの限界が露呈しつつある。VPNが抱える問題は、トラフィック増に直面した際の顕著なパフォーマンス低下に加え、ラテラルムーブメント(横展開)が可能なことによるセキュリティの脆弱さなどが挙げられる。
これらを回避するには、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)への移行が1つの有効策となる。ユーザーやデバイスをデフォルトで信頼せず、IDとコンテキストに基づいてアクセスを許可するZTNAであれば、パフォーマンスを維持しつつセキュリティを強化することも可能になる。
だがVPNをZTNAに置き換える取り組みはそれほど容易ではない。機能のトレードオフを生じさせずに移行を進めるには、細分化された10のステップを着実に踏んでいくことが重要だ。その方法や、実現することで得られるメリットについて、本資料で詳しく見ていく。