経営者は、事業が成長・拡大するにつれて、必然的に日常業務について把握することが少なくなっていく。だが、事業の成長とともにプロセスは複雑化しており、中には、その場しのぎで採用したものもある。こうしたプロセスを再設計すれば、組織全体にとって、より効率的に業務を遂行することができるはずだ。
しかし、各プロセスが全体の中でどのように機能しているかを把握するのは難しい。そこで、業務データを単一の基盤で連結し、適切なデータを収集・分析することで、問題のあるプロセスを洗い出すことができるようになる。また、さまざまなプロセスが相互にどのように影響しあっているのかも確認できるため、プロセスを「知る」ことで合理化の実現も可能だ。
従業員の生産性を高めるという問題についても、先述したプロセスの合理化に役立つ原則を適用すれば解消できる。本資料では、プロセスの合理化を皮切りに、生産性や収益性の向上のために、データを統合して「知る」ことの重要性を解説する。