業務に悪影響を及ぼすことが多い「インターネット回線の遅延」だが、従来のPPPoE方式が、その原因となっているケースがある。PPPoE方式はネットワーク終端装置を経由してインターネットと接続する仕組みであるが、そのせいでトラフィックが集中して輻輳(ふくそう)が発生しやすくなってしまうのだ。
次世代のIPoE方式であれば、直接インターネットと接続するため輻輳は発生しにくくなるが、一方で古い通信規格であるIPv4のみに対応したWebサイトは表示できなくなるという課題がある。全てのWebサイトへのアクセスと速度を確保するなら、IPoE方式に加え、必要に応じて新しい通信規格であるIPv6からIPv4へと自動で接続を切り替える「IPv4 over IPv6」を併用することが望ましい。
本資料では、インターネット回線の遅延が発生する原因を考察しつつ、その解決策の1つとして、PPPoE方式からIPoE方式への乗り換えを提案している。さらにその実現に向けた3つのステップも解説しているので、インターネット回線の遅延に悩んでいる企業はぜひ参考にしてほしい。