多くの企業でオフィス回帰の機運が高まっているが、一方で従業員からは在宅勤務の継続を望む声も多く、ハイブリッドワークの導入が拡大している。しかし、その運用においては問題も多く、特にリモートワーカーとオフィスワーカーの「コミュニケーション不足」が課題となっている。そこで、この重要テーマを取り上げたセミナーが、2023年12月に開催された。
ITmediaの調査でもハイブリッドワークの課題の上位は「コミュニケーション不足」「会議室の不足」「ハイブリッド会議のしづらさ」が占めた。登壇者の1人、大規模なオフィス移転を経験したコロプラの担当者も、この結果に「すごく実感がある」と同意する。同社もWeb会議ブースの設置や最新ビデオ会議ツールの導入などの工夫をしているが、やはりコミュニケーションに関する課題を感じているという。
ただ、セミナー上で見えてきた解決策もあった。エプソン販売が提案する「等身大コミュニケーション」というアプローチだ。ハイブリッドワーク時代のコミュニケーション課題に取り組む当事者・有識者が評価したアプローチとは、どのようなものなのか。