ハイブリッド会議では会議室の参加者が優位に？　場所で差を生まないポイントは

　リモートワークの浸透で「オンライン会議」が一般化した今、快適なオンライン会議環境の実現は、多くの企業に共通する重要なミッションだ。ただ、実は会議室にいる参加者とリモート参加者には、無視できないギャップがあることに気づいているだろうか。

　ギャップを生んでいる要因の1つが「近接バイアス」だ。これは、物理的な距離が近かったり直接対面で接する時間が長かったりするほど、優遇したいと思う心理傾向のことをいう。オンライン会議でもこの近接バイアスが働くため、会議室にいる参加者の方が優位に立つことになりがちだ。さらに、リモート参加者はモニターに閉じ込められているため、会議室の参加者同士の会話が始まってしまうと、会話に入りにくいといったコミュニケーションギャップもある。

　この環境を放置しては、リモートからの参加者に疎外感を抱かせてしまう。そこで本資料では、公平で実りあるハイブリッド会議を実現するヒントの1つとして、映画を取り上げる。映画が観客を集中させるために凝らしている技巧は、優れた会議環境と共通しているのだ。このようにオンライン会議を成功へと導く着眼点を、本資料で見ていこう。