毎年6月から7月にかけて発生する「算定基礎」と「年度更新」の手続き。どちらも年に一度の作業であるため、仕組みや進め方をきちんと理解できていない人事労務担当者も多いのではないだろうか。
算定基礎とは、社会保険料の計算の基礎となる「標準報酬月額」を決定するために、年金事務所に算定基礎届を提出する手続きだ。算定基礎届の対象は「7月1日時点の全ての被保険者および70歳以上被用者」だが、場合によっては対象外となる従業員もいるため注意が必要だ。また、短時間就労者と短時間労働者はそれぞれ異なる基準で標準報酬月額を算出しなければならない。
一方、年度更新は労働保険料を確定して労働局などに申告・納付する手続きで、労働保険料の基礎となる賃金に含まれるものと含まれないものをあらかじめ確認しておくことが重要となる。本資料では、算定基礎/年度更新の基礎知識と流れ、注意点を分かりやすく解説する。併せて、作業漏れの防止に役立つチェックリストを掲載する他、それぞれの作業を効率化する方法も紹介している。