DXを志す企業により、あらゆる業界で監視カメラやセンサー、各種スマート機器をはじめとしたIoTデバイスの導入が拡大し続けている。クラウド活用やテレワーク普及なども考慮し、改めてセキュリティの考え方を根本的に変える時期が到来している。
ある調査では、ネットワークに追加される新たなIoTデバイスは1日に1000万台以上という結果が出た。しかも、IoTデバイスの57%が重大度の高い攻撃に対して脆弱性を抱えていた。実際、こうした環境に付け込もうとしてか、2021年に行われたIoT攻撃は実に15億回を数えた。このリスクを放置するわけにはいかない。
こうした状況を受け、IoTにおいても境界型に代わって注目されているセキュリティの考え方が、ゼロトラストだ。本資料では、IoTデバイスにおけるゼロトラスト移行への指針、実装に伴う幾つかの課題について整理するとともに、それらに対応できる実践的なアプローチを紹介している。IoTのさらなる利用拡大を見据えて、早期に検討しておきたい内容といえるだろう。