デジタル社会において、サービス利用者の本人確認は、サービス提供者とユーザーの双方にとって重要な項目だ。eKYC(オンライン本人確認)は今や一般的になっただけに、実際にどのようなシーンで、どの身分証が使われているのか、関心が高まっている。
そこでマイナンバーカードを保有し、eKYCを利用したことのあるユーザーへの調査が実施された。eKYCの利用シーンとしては、やはり銀行・証券口座やクレジットカード・電子マネーの登録など金融サービスが多い他、ECサイトやオークション・フリマの決済や登録でも広く使われていた。身分証としてはマイナンバーカードと運転免許証が主流。手続きについては不便さを感じていないものの、身分証や顔写真の送信への不安も見受けられた。
eKYCの手法では「犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯収法)」の「ホ方式」「ワ方式」を利用したことのあるユーザーが多数だが、利用時の満足度はマイナンバーカードの公的個人認証サービスである「ワ方式」が最も高いという結果も興味深い。本資料はこうした調査結果をまとめたレポートだ。eKYC導入に役立つ、ユーザーの生の声を確認できる内容となっている。