所属する全社員に関わる情報を管理する人事労務部門は、日々多くの事務作業に追われ、その業務負担は増す一方だ。こうした状況の改善策として期待されているのが、PCで行う事務作業を自動化する「RPA(Robotic Process Automation)」である。
例えば、残業超過や有給未取得者へのリマインドメールの送信を例に挙げてみよう。従来は勤怠システムで勤怠状況を確認し、該当者とその上長にメールで通知を送るというプロセスだったが、RPAを利用すれば、勤怠状況の確認からメールの通知まで全てのプロセスが自動化されるのだ。RPAを導入した企業は、「繁忙期は休めなかったが、属人化が解消され柔軟に休みが取れるようになった」「他業務へ割く時間が増えた」など、多くの効果を実感しているという。
本資料では、RPA導入によって最も効果が得られた「残業超過や有給未取得者へのリマインドメール」「入退社の手続き」「新規応募の初期対応」という3つの事例を詳しく紹介する。さらに、RPAを“導入して終わり”にせず、社内に定着させる秘訣についても解説している。