法人顧客からの高圧電力以上の電気使用の申し込みが年間約6000件に上るという「東北電力」。DX基盤づくりの第一歩として、この申し込みプロセスをデジタル化し、アナログな運用から脱却することで、顧客と自社の双方に大きなメリットをもたらしている。
従来は、電気工事会社が顧客を代行して必要な書類を作成し、受付窓口に直接提出するというプロセスを踏んでいたという同社。しかし、窓口が開いている時間が限られるだけでなく、エリアによっては申込書の提出だけで1日仕事になってしまうケースもあるなど、顧客対応に課題意識があった。また社内に目を向けると「受付後の工程管理システムへの手入力」「書面の発行・郵送」などが業務負荷を高めているだけではなく、手戻りも度々発生していた状態だったという。
同社は、これらの課題を一掃するために、クラウド上でローコード開発ができるツールを導入し、一連のプロセスをデジタル化してオンライン受付の体制を整備した。それにより、顧客や電気工事会社の利便性を高めるとともに、業務の標準化と品質向上につなげている。本資料では、同プロジェクトの全貌を紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。