Webサイト/Webアプリケーションのパフォーマンスは、企業収益を大きく左右する。読み込み時間が長い、パフォーマンスが低いといったページは、ユーザーエンゲージメントを低下させ、その結果、コンバージョン率は低下し、オーガニック検索ランキングにも大きな影響を与えるのだ。ある調査によると、Webページの読み込み時間が1秒増えるごとに、訪問者の離脱率は10%ずつ増加する。
Webパフォーマンスを低下させる原因の1つは、リッチコンテンツの増加だ。2021年のデスクトップ版Webページの重さは平均2.2MBだったが、これは2011年の4倍以上となる。他にも、DNSクエリやオリジンサーバ、ネットワークなど、さまざまな原因が挙げられる。また、近年はモバイルによるWebサイト利用が増加しているため、モバイル向けに最適化する必要もある。
本資料では、これらの課題とその解決策について解説するとともに、具体的なツールを紹介する。1つの戦略で解決することはできないため、サイトの速度テストやオリジンサーバの評価、サイトトラフィックの発信元の特定、サイト画像の監査と最適化といった有効な複数の対策を検討したい。