変化が激しいビジネス環境に対応する上で、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は非常に重要な取り組みだ。一方、ある調査によれば、いまだにDXを実施していない製造企業は約77%にも上るという。今後も労働力人口が減少すると予測される今、持続的な成長を図るためにもDXの実現は喫緊の課題といえる。
DXの目的は、新たな価値の創出やビジネス価値の向上、競争力やレジリエンスの強化を実現することにある。そのためには3つのフェーズで具体的なアクションを設計する必要があるが、多くの企業はその第二段階である「デジタライゼーション」にとどまっているのが実情だ。最終段階に進むには、社内に点在するデータから知見を得て最適な意思決定につなげなければならない。
そこで重要な役割を担うのが「ERP」だ。本資料では、経済産業省が示すDX成功パターンを明らかにした上で、データ利活用においてERPが果たす役割について解説する。また、製造業のDX推進基盤としてのERPに求められる要素と、それらを網羅したプロセス製造業向けのERPパッケージを紹介する。