サイバーセキュリティ分野の国家資格として2016年に創設された「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」。サイバーセキュリティ領域は変化が速い。3年に1度必要となる資格更新には、定期的な講習受講が課せられている。
3年に1回受講する講習は、知識・技能の実践的な活用力の修得を目的としている。そのため、現在はIPAの実践講習の他に、個々の登録セキスぺが目指す専門分野を選択できるよう、経済産業省が選定した「特定講習」も選択可能だ。
研修サービスを提供するNECマネジメントパートナーでは「セキュリティ対策に必要な人材像」を定義し、それぞれに最適な研修体系を整備・提供してきた。そのうち、2024年1月時点ですでに8種類の講習が「特定講習」として提供されており、キャリアパスに応じたコース選択が1社で実現可能となっている。どの特定講習もオンライン形式で提供。実習環境もクラウド上に整備しており、日本全国から登録セキスペが受講しているという。
この特定講習の中には本物さながらのサイバー攻撃を体験しながらインシデント対応を学ぶ講習もあり、実践経験を積むことが難しいサイバーセキュリティ領域において有効となるはずだ。