デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が叫ばれる中、基幹システムにある各種データを駆使し、売り上げ拡大を目指す企業が増えている。顧客体験の最適化やデータドリブンな売り上げ予測、製造プロセスの改善など、業務プロセスを可視化した上で高度に分析するといった取り組みだ。
この動きはSAPを基幹システムと捉えている企業でも見られるが、実践に当たっては、社内で発生した各種ファイルとSAP内のデータをひも付ける仕組みが不可欠となる。その実現に有効なのがECM(Enterprise Contents Management)だが、非常に高価である上に、身近な業務プロセスで使うファイル全てをECMに集約するのは運用的に難しいという現実がある。
そこで検討したいのが、あるデータ連携ツールを使ったSAPデータ活用基盤の構築だ。同ツールが持つSAPやBoxとの連携アダプターを用いれば、SAPから出力される各種帳票ファイルを中心とした非構造化データの置き場所としてBoxを活用できる。本資料では他にも、同ツールとBoxの連携によって得られるメリットを4つ紹介する。