新たなデジタル技術を活用し、社会のニーズに合わせて新たな価値・顧客体験を創出する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の重要性が高まっている。しかし、ある調査では、デジタルに対するビジョンと戦略が不足している企業が69%にも上り、具体的な方向性を模索している状況にあることが分かった。
またDXを阻む課題としては「システムの老朽化」も挙げられ、その運用保守ができる人材の枯渇も問題視されている。この状況を2025年まで放置した場合、システムダウンなどのリスク損失は12兆円に及ぶと予測されている。システムを刷新すれば、この「2025年の崖」を克服できると考える企業は多いが、そうした認識は誤りといえる。
本資料では、経済産業省が発表した「DXレポート」の内容や他の調査の結果を踏まえながら、DXを阻む4つの課題と2025年の崖について考察する。また企業が目指すべき姿や、デジタル企業に成長するための対応策に加え、DXのファーストステップを支援するソリューションとその内容、ユースケースも紹介している。