サイバー攻撃の進化に伴い、セキュリティリスクはビジネスリスクに直結する経営課題となった。しかし、クラウド活用が定着した現在では、従来の境界型防御で十分な対策をするのは難しい。そこで、ゼロトラストセキュリティへの移行を進める企業も増えているが、全方位のセキュリティ対策と、そのTCO(総所有コスト)に頭を悩ませている。
ここで目を向けてほしいのが、ブラウザでのセキュリティ対策という選択肢だ。ブラウザはアプリ/サービス/データなどへの窓口となるため、ゼロトラストセキュリティとも親和性が高く、既存対策との併用も容易で、かつ低コストで導入できる。中でも「Chromeブラウザ」は、オープンソースプロジェクトとして世界中の開発者が参加しており、先進的な機能がいち早く実装されている。
さらに定期的なセキュリティアップグレードが頻繁に行われており、パッチも自動適用されるので最新の脅威に対策できる。その他、拡張機能のセキュリティや危険なサイトのブロックなど、Chromeブラウザが持つ多層的なセキュリティ機能について詳しく解説する。効率的で効果的なブラウザ管理を足掛かりに、ゼロトラストを実現してもらいたい。