インテリア製品の企画/製造/販売を主要な事業とするトーソー。同社では、ユーザーからの注文書や仕様書をデータで受けていたが、コードが合わないことが原因で、わざわざ紙に出力して手作業で打ち直すことを強いられていた。しかし、注文数が年々拡大するにつれ、人海戦術では対応できなくなりつつあった。
そこで同社が、処理の効率化を目指して構築したのが、ローコード開発プラットフォームを核に、OCRとRPAを組み合わせた受注効率化システムだ。処理の流れとしては、EDIデータと、FAX注文書をOCRで読み取ったデータをひもづけて一覧化し、納期などの情報をRPAが読み取ってエンドユーザーに自動回答するというものだ。
実データを使用したテスト段階で、OCRは80%以上の認識率を達成。本格的にシステムが稼働してからは、オーダー情報の検索がしやすくなり、データ入力のほとんどが削減できるなどの効果が生まれており、最終的には業務負荷を3割近く軽減できる見込みだという。同社が導入したシステムの全体像や導入の経緯/効果について、本資料で詳しく見ていこう。