会計や販売管理といったビジネスに不可欠な業務を効率化すべく、多くの企業が基幹システムを導入してきた。しかし、ある企業調査によると利用中のシステムに満足している企業は約35%と低く、何らかの課題を抱えている企業が多いのが実情という。
具体的には「システム間の連携」「ITスタッフの高齢化」「多重入力」などが上位に並んだ。特に課題感が強かった「システム間の連携」では、会計や販売など個別の業務に特化したシステムを利用している割合が高く、そのために異なる業務間の橋渡しが難しくなっているようだ。例えば経費精算ソフトから抽出したデータをExcelで集計して会計システムに入力している場合、業務の非効率を招くだけでなく入力ミスも起きやすい。
それでは基幹システム運用の課題をいかに解決すればよいのか。本資料では、こうした調査結果を基に、次期基幹システムに求めるべき要件は何かを考えていく。業務プロセスの標準化、決算の早期化、IPOを踏まえた情報管理体制の整備など、ERP導入の目的を確実に達成するためのポイントを、本資料から押さえておくとよいだろう。