アプリケーションのクラウドネイティブ化が進み、複雑化するクラウド環境においても、アプリケーションのスケールアウトが容易かつ迅速に行えるようになった。その一方で、データベースのクラウドネイティブ化は進んでおらず、多くの組織で依然としてモノリシック型であるのが現状だ。
しかしモノリシック型データベースでは、もはや分散したインフラにおける可用性を確保することは難しく、運用の複雑さが増していく恐れもある。この状況から脱却するための手段として、NoSQLやNewSQLを採用する組織も増えているが、これらはいずれも一長一短があり、データベースの真のクラウドネイティブ化に貢献できるとは限らない。
本資料では、クラウドネイティブ時代のデータベースのあるべき形として、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)のようにデータの一貫性を確保しつつ、NoSQLのようにスケールアウトが容易という、両者のメリットを兼ね備えた分散SQLデータベースを提示する。併せて、分散SQLを選ぶべき5つの理由と、その基本的なアーキテクチャについても解説しているので参考にしてほしい。